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updated 2022-04-07
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家族療法について
   

家族療法(システムズ・アプローチ)はクライアントの周囲の環境(家族、会社、学校、友人、恋人など)がある一定のシステムで円環的に繰り返されていると仮定することから始まります。

例えば一例ですが、下図のように子供の不登校を例にしてみると、このようにある一定のパターンで円環システムとして繰り返されると家族療法では考えます。では、この中で一体誰がクライアントなのでしょうか?不登校の子供なのでしょうか?それとも子供の両親のなのでしょうか?子供は学校を突然行かなくなり、両親はその責任をなすりつけ合い、喧嘩をする。誰が本当のクライアントと言えるのでしょうか?どこからこの悪循環の円環システムは始まったのでしょうか?・・・・・。


このような理由から、不登校の子供のクライアントを家族療法ではクライアントとは呼ばず、見なされた患者という意味でIP(Identified Patient)と呼びます。不登校の子供のクライアントをクライアントとは見なしません。この問題に対してカウンセリングを受けるべきなのは実は不登校の子供ではなく、親である可能性も否定できなくなってくると言えるでしょう。



1.子供がある日突然、不登校になる。

2.両親は心配し、子供の事で責任の擦り合いを始める。

3.父親:「家の事はおまえに任してるんだから、お前がどうにかしろ。」

4.母親:「あなたも会社ばかりじゃなく、たまには子供に接してください。」

5.父親:「俺は仕事が忙しいから無理だ。お前の教育が間違ってるんじゃないのか?」
↓ 
6.両親はそのイライラをそれぞれ抱いたまま、子供に説教をする。

7.一番上の1.に戻り、子供は不登校を続ける。

そして、2.3.4.・・・と円環システムの悪循環はいつまでも繰り返され続けていく。




※この繰り返される円環システムのパターンをカウンセラーはあらゆる手法で、例えばこのケースでは、



「3.~6.までに着目し、まずは、子供の両親の夫婦間の関係をカウンセリングして、可能な限り、両親と子供、それぞれの心や体の負担も考慮しつつ、徐々にこの悪循環のパターンを断っていき、新たな別のパターンへの変化を模索し、カウンセラーは徐々に介入をしていく。」

その結果、

「新たな別の円環システムのパターンが生まれる。例えば、夫婦仲が良くなる。→子供への接し方も変化し始める。→子供も両親の変化に気付く。→いつの間にか、子供が学校に行き始める。



※このケースは、あくまでも一例ではありますが、カウンセリングルーム木陰の風で行われる家族療法はそのような流れで行われていく手法だとお考えください。この円環システムは何も家族に限られた事ではありません。個人の様々な症状やお悩みの場合でも、恋人同士、会社の人間関係、友人関係、学校での人間関係、自己啓発他、あらゆる方面でもこの手法を応用していきます。


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